変形性股関節症

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変形性股関節症とは

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は、股関節の軟骨がすり減り、関節に痛みや動きの制限が生じる進行性の関節疾患です。加齢や体重負荷、先天的な股関節の形状異常(例:臼蓋形成不全)などが原因で発症し、女性に多く見られます。

変形性股関節症の主な原因

  1. 加齢による変性(一次性)
     年齢を重ねることで軟骨が自然にすり減り、関節に炎症が起こります。
  2. 臼蓋形成不全などの先天異常(二次性)
     骨盤の受け皿部分(臼蓋)が浅い、または形が不十分な場合に、関節の負担が偏り、軟骨が早期に損傷します。
  3. 外傷や病気によるもの
     骨折や関節リウマチ、股関節の血行障害(大腿骨頭壊死)なども原因になります。

変形性股関節症の症状

  • 歩き始めや立ち上がり時の股関節の痛み
  • 長時間歩くと股関節のこわばりや痛み
  • 股関節の動きが制限される(正座やしゃがみ動作が困難に)
  • 悪化すると安静時でも痛みが生じ、日常生活に支障をきたします

変形性股関節症の各種検査方法

整形外科的テスト(徒手検査)

股関節機能や痛みの部位、可動域制限の程度を評価するための徒手検査です。北本市にあるにしやま整骨院では、以下のテスト方法を用いて変形性股関節症のサポートを行っています。

テスト名検査目的・所見解説
Patrickテスト(FABERテスト)股関節や仙腸関節の障害を検出仰向けで膝を外側に開き、足を反対側の膝に乗せる。股関節に痛みが出る場合は陽性。変形性股関節症では股関節前面に痛みが出やすい。
FADIRテスト股関節のインピンジメント評価股関節を屈曲・内転・内旋する。股関節前面の痛みで陽性。早期変形や関節唇損傷の評価にも使われる。
股関節可動域評価関節の柔軟性・拘縮の有無屈曲・伸展・外転・内転・内外旋などを測定。変形性股関節症では特に内旋・外転が制限されやすい。
Trendelenburg徴候中殿筋の筋力低下・骨盤安定性評価片脚立ちで骨盤が非支持側に落ちれば陽性。股関節機能の低下を反映。

各種検査方法と特徴について

徒手検査だけでは不十分であることも多いため、整形外科での精査も必要になってきます。精査によって状態の詳細を知ることができるため、より適切な運動や施術アプローチが可能になります。

検査主な目的特徴
整形外科的テスト痛みの部位・機能障害の評価徒手で行う簡便な検査。早期スクリーニングに有効
レントゲン(X線)骨構造・変形の確認基本検査。進行度分類(Kellgren-Lawrence分類など)にも使用
MRI軟骨・滑膜・関節唇の状態確認軟部組織を精密に描出。初期診断や鑑別に強い
CT骨の立体構造評価詳細な骨変形の把握や術前シミュレーションに使用

変形性股関節症の治療方法

保存療法(初期~中期)

初期であれば、リハビリや運動療法、筋力向上、ストレッチなどを積極的に取り入れて状態の悪化を防いでいきます。また、それらにより状態が安定することも多いため、我慢せずに早期に相談することも大切になってきます。

リハビリの基本方針

  • 過負荷を避けつつ機能を維持・改善する
  • 筋力強化と柔軟性のバランスをとる
  • 長期的視点でセルフケア指導を併用

運動療法の具体例

種類主な目的方法・内容
股関節周囲筋の筋力強化特に中殿筋・大臀筋・腸腰筋の強化で股関節の安定性を向上仰向けでのヒップリフト、中殿筋のサイドレッグレイズなど
関節可動域訓練(ROM)拘縮予防と関節の柔軟性維持仰向けまたは座位で股関節の屈伸・外転・内旋運動を反復
体幹・骨盤安定性の強化姿勢保持と動作時の力の伝達効率を向上ドローイン、プランク、ブリッジエクササイズなど
水中歩行・エアロバイク負荷を軽減しながら有酸素運動と下肢筋強化水の浮力を利用することで関節負担を抑えた運動が可能

運動療法は、整骨院や整形外科と併用してご自宅でも行う必要があります。にしやま整骨院では上記のような運動療法に加えて、ご自宅でもできるセルフケア指導も積極的にさせていただきます。

ストレッチ・柔軟性改善

ターゲット部位
股関節前面(腸腰筋)ランジストレッチや片膝立ちでの前方ストレッチ
内転筋群座位での足裏合わせ(バタフライストレッチ)
ハムストリングス仰向けまたは座位での前屈

※ストレッチは反動をつけず、30秒以上静止保持することが効果的とされています。

薬物療法

痛み止め(NSAIDs)やヒアルロン酸の関節内注射で症状を緩和します。

治療法内容
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)痛みと炎症の緩和に使用される第一選択薬。定期的使用では胃腸障害に注意。
アセトアミノフェン比較的副作用が少ないため、長期使用が可能。軽度~中等度の痛みに推奨。
ヒアルロン酸関節内注射関節の滑りを良くし、疼痛を軽減。効果は一時的で、定期的な注射が必要。

生活指導・環境調整

体重管理、正しい姿勢、無理な動作の回避などが推奨されます。

内容解説
減量体重1kg減で股関節への負担が約3倍(3kg)減るとされ、体重管理は最重要。
日常動作の工夫正座・あぐら・しゃがみこみなどの股関節に負担がかかる動作は回避。
靴の選択クッション性に優れたスニーカーなどで歩行時の衝撃を吸収。
杖の使用反対側の手で杖を使うことで股関節の負担を約20〜30%軽減できる。

手術療法(重度)

  • 人工股関節置換術(THA)
     変形が進行し、保存療法で効果が得られない場合に行われます。術後の痛み軽減と可動域改善が期待できます。

股関節の痛み・違和感は早期相談を

変形性股関節症は、加齢に伴う病態でもあるため初期処置が重要になります。

最初は確実に違和感から始まっていきます。歩きづらさや階段の昇降動作に対する違和感など、生活上で感じる些細なことから始まります。

この状態をそのままにしてしまうと、時間の経過とともに股関節の変形は進行していき、いずれは手術をしなくてはいけないというケースは少なくありません。

今、股関節に違和感などを感じている方は、北本市のにしやま整骨院へ一度ご相談ください。

初回施術の流れ

01.受付

スリッパに履き替え、受付にて問診表を受け取り椅子にお座りになり、ご記入ください。

02.カウンセリング

問診表の内容をもとにカウンセリングをおこないます。
初めての所は緊張するとは思いますが、お気軽にご相談ください。

03.検査

お悩みの症状の原因を見つけ出します。
初回の検査が一番重要だと考えています。
時間をかけておこないます。

04.施術方針の説明

今後の施術計画について詳しく説明します。
分からないことがあれば遠慮なくご質問ください。

05.施術

患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術をおこないます。
バキボキ鳴らすような痛いことはしませんのでご安心ください!

06.お大事に!

お疲れさまでした。
本日の施術は以上です。
次回の予約は受け付けにてお願いします。
お気をつけてお帰りください。

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