ぎっくり首

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ぎっくり首とは?

「ぎっくり首」は、正式な医学用語ではなく、一般的には急性の首の痛み可動制限を伴う状態を指します。突然首が動かなくなる、寝違えの重症化、または首の捻挫といったケースが多く、急性頚部捻挫(きゅうせいけいぶねんざ)や急性筋筋膜性疼痛として診断されることもあります。

【 ぎっくり首 】発生する原因とは?

1. 筋肉・筋膜の急性損傷

一番の原因は、首周囲の筋肉や筋膜の急な過緊張や微細損傷です。以下の筋肉が特に関与します。

  • 肩甲挙筋(けんこうきょきん)
     肩甲骨から首の骨(頚椎)に付く筋肉で、首をすくめる動作や側方に倒す動きで使われます。日常的に過緊張しやすい筋肉です。
  • 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
     首の側面にある筋肉で、顔を左右に振る動きに関与します。PCやスマホ操作で偏った姿勢が続くと硬くなりやすいです。
  • 頭板状筋・頚板状筋(とうばんじょうきん・けいばんじょうきん)
     首の後ろ側にあり、頭を後ろに反らせたり横を向いたりするときに働きます。うつむき姿勢が長く続くと疲労がたまります。
  • 僧帽筋上部(そうぼうきんじょうぶ)
     肩こりで有名な筋肉。首から肩にかけて広がっており、ストレスや姿勢不良の影響を強く受けます。

各種筋肉の状態=疲労感やストレスがかかるような状況の場合に、知らず知らずのうちに負荷がかかってしまい発症するというケースが多いです。

2. 姿勢の崩れやストレートネック

  • 長時間のデスクワークやスマホ使用による猫背・ストレートネックは、頚部に過剰な負担をかけ、筋肉や靭帯の柔軟性を低下させます。
  • 突然の動作やくしゃみなど、些細な刺激でも痛みが引き起こされやすくなります。

3. 睡眠中の体勢・枕の高さ

  • 高すぎる枕やうつぶせ寝は、首に不自然な角度のストレスを与えます。
  • 寝起きに痛みが強い場合は、睡眠時の姿勢や寝具が影響している可能性があります。

【 ぎっくり首 】主な症状

  • 首を動かすと激痛が走る(特に回旋・側屈)
  • 首の可動域制限(動かす範囲が極端に狭まる)
  • 肩や背中への放散痛(関連痛)
  • 筋肉の硬直・熱感(炎症反応)
  • 頭痛・めまい(二次的症状として)
  • 神経症状(まれ):しびれや脱力感がある場合は、頚椎椎間板ヘルニアや神経根症などの鑑別が必要です。

【 ぎっくり首 】鑑別すべき疾患

以下のような項目に当てはまる症状との鑑別が必要になります。しびれや首以外の痛みや不調を感じているという場合には、二次的な損傷なども考えられるため精査をおすすめしています。

  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 変形性頚椎症
  • 頚椎捻挫(むち打ち)
  • 頚部脊柱管狭窄症
  • 感染性疾患(髄膜炎など)
  • 心因性要素を含む筋筋膜性疼痛症候群(MPS)

対応・処置の基本

01. 安静と初期処置

  • 発症直後は炎症を抑えるための電気や頸椎カラーなどを使用します。
  • 無理に動かさず、安静を保つ環境作りが大切になります。

02. 慢性化予防のためのリハビリ

  • 痛みが落ち着いてきたら、ストレッチや軽い運動療法が有効です。
  • 再発防止のために姿勢改善や枕の見直し、デスク環境の調整も大切です。

■ ぎっくり首・むちうち・寝違えの違い

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比較項目ぎっくり首むちうち(頚椎捻挫)寝違え
正式名称急性頚部捻挫、筋筋膜性疼痛頚椎捻挫・外傷性頚部症候群急性筋筋膜性疼痛(軽度)
主な原因急な動作、くしゃみ、姿勢不良の蓄積からの筋損傷交通事故・転倒などの強い外力(むちのような動き)睡眠中の不自然な姿勢・枕の高さ・冷え
発症の仕方日常動作の拍子に突然起こる(急激な痛み)明確な外傷がある(事故・スポーツなど)朝起きたら痛くなっていた(発症時は不明)
主な症状首が急に動かなくなる・筋肉の強い緊張首の痛み・頭痛・めまい・手のしびれなど多彩首の動きが制限される・軽度の痛み
痛みの程度中等度~強い(動かすと激痛)中等度~強い(神経症状を伴うことも)軽度~中等度(鈍い痛み)
神経症状の有無基本的にないが、重症例では注意あり得る(手のしびれ・脱力)なし
治癒期間数日~1週間ほど数週間~数ヶ月(慢性化のリスクあり)数日程度
診断の必要性見極めのために画像検査を行う場合ありレントゲン・MRIなどの精査が必要原則不要(問診と触診で判断)

各種症状の比較一覧

名称見た目は似ているが、発症原因と重症度・治療方針が異なる
ぎっくり首日常動作の中で急激に発症。筋肉・筋膜の損傷。動かすと激痛。
むちうち外力(交通事故など)による損傷。神経症状も伴うことがある。
寝違え寝相や枕が原因の軽度な筋拘縮。比較的早く回復する。

ぎっくり首かどうか分かる解説!

◎ ぎっくり首は「寝違えより重い」「むちうちより軽い」ことが多い

  • 日常のちょっとした動作で突然発症する点は寝違えと似ていますが、痛みの強さや可動制限の度合いはぎっくり首のほうが重症化しやすいです。
  • 一方、交通事故などのはっきりした外力が原因で起こる「むちうち」に比べると、神経への影響は少ない傾向にあります。

◎ 神経症状があるかどうかが分かれ目

  • 手のしびれや脱力、めまい、吐き気といった神経症状がある場合は、むちうちや頚椎椎間板ヘルニアなどを疑う必要があり、整形外科的な検査・診断が重要になります。

◎ 寝違えとの違いは「慢性的な疲労の蓄積+突然の発症」

  • 寝違えは比較的軽症で、主に寝具や寝相が原因で起こる一時的な筋肉の拘縮です。
  • 一方、ぎっくり首は、筋肉疲労やストレスが蓄積した状態に急激な動作が加わって起こるため、再発性や慢性化のリスクがやや高い点が異なります。

ぎっくり首や寝違えなどの急な痛みに関しては、初期処置がとても重要になります。北本市にあるにしやま整骨院では、今回ご紹介した痛みを始めとする様々な症状に対応可能です。

お身体の痛みや不調でお困りの方は、当院へ一度ご相談ください。

初回施術の流れ

01.受付

スリッパに履き替え、受付にて問診表を受け取り椅子にお座りになり、ご記入ください。

02.カウンセリング

問診表の内容をもとにカウンセリングをおこないます。
初めての所は緊張するとは思いますが、お気軽にご相談ください。

03.検査

お悩みの症状の原因を見つけ出します。
初回の検査が一番重要だと考えています。
時間をかけておこないます。

04.施術方針の説明

今後の施術計画について詳しく説明します。
分からないことがあれば遠慮なくご質問ください。

05.施術

患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術をおこないます。
バキボキ鳴らすような痛いことはしませんのでご安心ください!

06.お大事に!

お疲れさまでした。
本日の施術は以上です。
次回の予約は受け付けにてお願いします。
お気をつけてお帰りください。

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